2026.7.26

2027年4月、新たに2名の新卒社員を迎えます

新入社員採用

かねてより募集を行っていた、2027年4月入社の新卒社員採用について、このたび2名の採用を決定しました。

今回の採用活動を始めた当初は、採用予定人数を1名としていました。しかし、選考を進めるなかで、私たちが「ぜひ一緒に働きたい」と思える応募者に出会うことができ、社内で何度も検討を重ねた結果、最終的に採用人数を2名へ増やすことにしました。

現在、コイズミデザインファクトリーのスタッフは10名です。2名が入社する2027年4月からは、総勢12名となります。これは、1987年の創業以来、事務所として最も多い人数です。

会社の規模を大きくすること自体を目的にしているわけではありません。しかし、これからの5年、10年を考えたとき、可能性を感じる優れた人材と出会えたのであれば、その機会を逃さず、将来に向けて迎え入れることが大切だと判断しました。

「自ら考え、提案できるデザイナー」を求めて

今回の採用において、私たちが特に重視したのは、「自ら考え、クライアントにしっかりと提案できるデザイナーになれるかどうか」という点です。

デザイナーの仕事というと、依頼された内容をきれいに形にする仕事だと思われることがあります。もちろん、表現力や技術力、仕上げの丁寧さは欠かせません。しかし、コイズミデザインファクトリーが考えるデザイナーの仕事は、それだけではありません。

クライアントが抱えている課題は何なのか。なぜデザインが必要なのか。誰に、何を、どのように伝えるべきなのか。依頼された内容をそのまま受け取るのではなく、その背景まで考え、より良い方向を提案することが求められます。

時には、クライアント自身も、何をつくれば課題が解決するのかを明確にできていない場合があります。そのようなときに、話を丁寧に聞き、情報を整理し、デザインの立場から解決策を導き出すことも、私たちの大切な役割です。

そのためには、パソコンの操作や表現技術だけでなく、考える力、伝える力、相手の立場を理解する力が必要です。自分の考えを持ちながらも、周囲の意見を受け入れ、より良い答えを探していく姿勢も欠かせません。

今回採用を決めた2名には、現時点で完成されたデザイナーであることを求めたわけではありません。作品や面接を通して、これから多くのことを吸収し、自ら考え、クライアントに提案できるデザイナーへと成長していく可能性を感じました。

採用人数を1名から2名へ

採用予定人数を増やすことは、会社にとって簡単な決断ではありません。

スタッフが増えれば、当然ながら人件費をはじめとした固定費も増加します。仕事を教える時間や環境を整える必要もあり、会社として負う責任も大きくなります。特に新卒社員の場合、入社してすぐに一人前の仕事ができるわけではありません。先輩スタッフが伴走しながら、時間をかけて育てていく必要があります。

その意味では、2名を同時に採用することには、一定のリスクがあります。

それでも今回、2名の採用を決めたのは、目の前の負担や短期的な効率だけでなく、会社の5年後、10年後を考えたからです。

人材の採用は、必要になったときに、いつでも理想的な人に出会えるものではありません。会社の考え方に共感し、成長する意欲があり、将来を期待できる応募者と出会えたのであれば、その縁を大切にするべきだと考えました。

実際、今回の応募者の中には、採用した2名以外にも、別の年であれば十分に採用基準に達していたと思える方がいました。それだけに選考は難しく、最後まで悩みました。

応募書類や作品を見るだけではなく、面接での受け答え、考え方、仕事に対する姿勢、これからどのようなデザイナーになりたいのかなど、さまざまな角度から検討しました。

多くの方に応募していただき、時間をかけて作品を準備し、選考に臨んでいただいたことに、あらためて感謝しています。

なぜ経験者ではなく、新卒を採用するのか

コイズミデザインファクトリーでは、ここ数年、新卒採用に力を入れています。

即戦力という点だけを考えれば、すでに実務経験のある人を採用する方が、効率的に見えるかもしれません。しかし私たちは、必ずしも経験の長さだけが、その後の成長につながるとは考えていません。

他社で身につけた仕事の進め方やノウハウが役立つ場合も、もちろんあります。一方で、それまでの環境で身についた固定観念や仕事の癖が、新しい考え方を取り入れることを難しくし、かえって成長を妨げてしまうこともあります。

特にデザインの仕事では、過去に身につけた方法を繰り返すだけではなく、クライアントや時代の変化に合わせて、常に考え方を更新していかなければなりません。

新卒社員は、実務経験がない分、最初は覚えなければならないことが数多くあります。しかしその一方で、先入観が少なく、素直に新しい考え方を吸収できるという大きな強みがあります。

コイズミデザインファクトリーが長年培ってきた仕事への向き合い方や、クライアントとの関係の築き方、デザインを通して課題を解決する姿勢を、基礎から丁寧に伝えることができます。

もちろん、新卒であれば誰でも成長できるわけではありません。本人の努力や好奇心、周囲と協力する姿勢が必要です。会社側にも、教える責任と、挑戦できる環境を用意する責任があります。

若い人材を採用することは、単に人手を増やすことではありません。一人のデザイナーが成長していく長い時間に、会社として関わっていくことだと考えています。

新しい力が、会社にもたらすもの

ここ数年に採用した新卒社員は、それぞれが着実に経験を重ね、現在では社内のさまざまな仕事を支える存在へと成長しています。

入社当初は先輩に確認しながら進めていた仕事も、少しずつ自分で考え、クライアントとやり取りをし、提案できるようになってきました。その成長を見るたびに、新卒採用には時間をかけるだけの価値があると感じます。

また、新しい社員が入ることは、既存のスタッフにとっても良い刺激になります。

仕事の進め方を教えるためには、自分たちが普段何となく行っていることを、あらためて言葉にしなければなりません。なぜこの方法を選ぶのか、なぜこのデザインが良いのかを説明することは、教える側にとっても学びになります。

若い世代ならではの感覚や、新しい技術への関心が、これまでとは違う発想につながることもあります。会社が長く続いていくためには、これまで積み重ねてきたものを大切にしながら、新しい考え方も積極的に取り入れていく必要があります。

2027年4月には、現在の10名に新しい2名が加わり、コイズミデザインファクトリーは12名の体制となります。

人数が増えることで、これまで以上に多様な仕事に取り組める可能性が広がります。一方で、人数が増えても、一人ひとりの顔が見え、意見を伝え合える会社であり続けたいと考えています。

まだ入社までには時間がありますが、今から2名を迎える春を楽しみにしています。

新しい仲間が加わることで、コイズミデザインファクトリーがどのように変化し、成長していくのか。私たち自身も期待しながら、受け入れの準備を進めていきたいと思います。

ブログ 小泉の雑記帳

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