MUD Media Universal Design メディア・ユニバーサル・デザイン

KDFでは有資格者による
MUDへの取り組みを行なっています。

「メディア・ユニバーサル・デザイン」(以下MUD)という言葉をご存知ですか?
さまざまな情報を、年齢・障がいの有無・文化の違いなどになるべく左右されずに、
より多くの人に「見やすく・伝わりやすく」するための配慮手法です。

高齢で視力が低下した人
色覚障がいを持っている人
日本語が読めない外国の人 …など。

そしてもちろん 「視力も色覚も問題ない人」 にとっても、違和感なく分かりやすい、心地良いデザイン。
KDFでは、NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会の認定資格を有したスタッフの
知識と技術を生かしたレイアウト、書体の選定や文字組、配色への配慮などのご提案が可能です。
よりたくさんのユーザーに「自然にしっかり伝わる」ツールを目指します。

※色覚障がいは、日本人男性の約20人に1人(約5%)、女性で約500人に1人(約0.2%)の割合で現われます
(参考:日本眼科学会ホームページ)。国内には、約320万人の色覚障がいのある人がいると言われています。

ユニバーサルデザインについて

ユニバーサルデザインについて

「ユニバーサルデザイン」とは「より多くの人にとって使いやすく安全な物を」という考え方で、もとは建築の世界で提唱されたものです。健常者基準の物をベースに「ハンデのある人を特別に助ける」配慮を加える「バリアフリー」とは、似ているようで少し違います。
例えば、駅の階段で「車椅子の人のために階段に昇降機を付けよう」というのはバリアフリーで、「初めからエレベーターを併設しよう」というのがユニバーサルデザインです。エレベーターなら、車椅子以外の「様々な理由で階段を不便と感じる人」も、平等に利用することができます。

MUDはなぜ必要?

MUDはなぜ必要?

2016年に「障害者差別解消法」という法律が施行されました。障がいの有無によって分け隔てられることなく、個人を尊重した社会作りを目指すものです。それぞれの条件の違いや障がいによって排除されることのない仕組み作りのために、情報ツールにおけるユニバーサルデザインも急務とされ、法律の施行と共にMUDへの社会的関心も高まっています。
視覚や色覚への配慮以外にも、年々増え続ける外国人旅行者や日本で生活する外国の人々への対応も、様々な分野での課題となっています。安心・安全のための情報提供はもちろん、娯楽や広告における「より多くの人に伝えたい」というテーマにとっても、MUDの考え方は不可欠なものになりつつあり、より一層の活用が期待されています。

「見え方」のイメージ

色覚障がいの中で90%を占める「1型2色覚・2型2色覚」と、白内障を例にしています。

「見え方」のイメージ

配慮されていない配色・デザインの例

配慮されていない配色・デザインの例

MUDの観点から改善すると…

少しの工夫で改善された例

少しの工夫で改善された例

MUDで高まる、ツールの効果

少しの配慮と工夫で、多くの人にとって明快なデザインにでき、ツールの効果は高まります。
KDFでは、「見やすさ・分かりやすさ」に配慮しながらも、
デザイン性の高いレイアウトや配色の「美しさ・心地よさ」を重視することで、
よりユーザーに届く「伝わる」デザインになると考えています。

※掲載の比較画像はイメージです。実際は個人差があります。
また、実際の見え方とモニター上での再現には違いがあります。
あらかじめご了承ください。

実績

公共の情報発信や教育関係などでは、認知度が高まってきたMUDの手法。今後ますます広い領域での活用が期待されます。

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