デザインが事業を伸ばす理由

「デザインはセンスの問題」——そんなふうに感じている方は意外と多いのではないでしょうか。かっこいいかどうか、好みに合うかどうか。そんな主観的な話として片づけられてしまうことも少なくありません。でも実は、デザインは事業の成果に大きく関わっている、とても実践的な要素なんです。
見た目の印象が、信頼につながっている
ロゴの色合いや、Webサイトの使いやすさ、パッケージの手触り。こうした一つひとつの要素が、知らず知らずのうちに「この会社って信頼できそうだな」「なんだか自分に合っていそうだな」という印象を、お客様に届けています。
たとえば同じ内容の商品でも、パッケージの質感が少し違うだけで「高級そう」「安心できそう」と感じ方が変わってくることがあります。Webサイトも同じで、少し文字が読みにくいだけで、なんとなく不安を感じて離れてしまうお客様もいます。私たちは意識していなくても、目に入るデザインから、たくさんの情報を受け取っているんですね。
つまりデザインは、マーケティングや営業活動と同じくらい、事業の結果に影響を与えているということ。決して「表面を整えるための作業」ではないんですね。
デザインと事業の目指す方向がずれてしまうと
多くの企業では、デザインに関する決定が、担当者の好みや「これまでこうしてきたから」という慣習で進んでしまいがちです。もちろん、それが悪いということではありません。ただ、そうした決め方を続けていると、本来伝えたいブランドの魅力と、お客様が実際に感じている印象との間に、少しずつズレが生まれてしまうことがあります。
このズレは、すぐには気づきにくいものです。売上が急に落ちるわけでも、クレームが増えるわけでもありません。ただ、じわじわと「なんとなく選ばれにくくなる」という形で、事業に影響を及ぼしていきます。気づいたときには、原因を特定するのが難しくなっていることも少なくありません。だからこそ、デザインを事業戦略の一部として捉え直すことが、とても大切になってくるのです。
デザインを「感覚」から「判断材料」へ
デザインの良し悪しを、なんとなくの印象だけで判断するのではなく、コンバージョン率やリピート率、ブランドの認知度といった数字と結びつけて考えてみる。そうすることで、デザインへの投資が「なんとなく良さそう」ではなく、根拠のある経営判断として捉えられるようになります。
たとえば、Webサイトのボタンの色を変えただけで問い合わせ数が変わったり、パッケージのデザインを見直しただけでリピート率が上がったりすることもあります。こうした変化を数字として追いかけていくと、デザインが「感覚の話」から「事業を動かす一つの手段」へと変わっていきます。
少しずつ育てていくもの
デザインは、完成したら終わりというものではありません。事業の変化に合わせて、少しずつ育てていくもの。お客様の反応を見ながら、細かく手を加えていくことで、ブランドの印象は少しずつ磨かれていきます。
大きなリニューアルをいきなり目指す必要はありません。まずは今のデザインが、お客様にどんな印象を与えているのかを、ゆっくり見つめ直してみる。そんな小さな一歩の積み重ねが、着実に事業の成長につながっていくはずです。
そのデザインを育てるお手伝いさせていただきます。



