2016.12.31

2016年に思う

2016年も残すところあと数時間。例年通り今年も1年を振り返って懲りない反省を繰り返すことにしよう。

今年は何といっても事務所の引越とデザイン事務所としての業務内容の大幅見直し、初の手術入院、この3つにつきるだろうか。

まずは引越について。今の新しい事務所に越してくるまでいたマンションには、結局10年いたことになる。実はうちの事務所は今まで5年ごとに引越を繰り返し、少しずつではあるが拡大を続けてきた。この前までいたマンションを購入し、事務所を据えたときは正直「ここが自分のデザイン事務所としての完成形なのかな・・・・」という気がしていた。ところが2~3年もすると人も増え、たちまち窮屈な状況になってしまったため、閉塞感を打破するためにも「引越」となったのだ。
幸い思ったよりも高く売却できたこともあり、新事務所への移転費用は殆んどローン残金との差益でまかなうことができた。
新事務所は今までよりも広く、玄関前に駐車スペースもあり、来ていただいたお客様の反応もすこぶる良い。

業務内容の大幅見直しについては、もう何年も前から考えていたことであり、特に目新しい感はないが、ついに今年その一歩を踏み出す決断をした。主に考えたことは『WEB案件に対する積極性』と『販売先の多様化』だ。その実現には大きなハードルがあるのも承知の上だ。事務所創業以来最大の見直しになることは確実で、そのためにスタッフの意識改革、スキルアップの実現が不可欠だ。今回思っていることが達成できたときにはKDFが今までよりさらに強い事務所になっていることは確実であり、今までになかったデザイン会社の形を作りさせるような気がしている。

最後に手術入院に関してだが、今回の入院では本当に色々な方にご心配をいただき、あらためてこの場で御礼申し上げたい。入院というもの自体がほぼ初めてで、もちろん手術というものも初めて。手術自体に不安は全くと言っていいほどなかったが、思った以上に術後の回復に時間がかかってしまい、復帰後の業務にも多少支障があった。現在は殆んど術前に戻っているが、ゴルフは年明けまでお預けを食っている。
ただ、思わぬ副産物として大幅な体重減という嬉しいことがあった。入院前と比べなんと8kgもダイエットできたのだ。これはもう私本来の姿に戻ったと豪語できるほどスマートになったので、毎朝鏡を見るのが楽しい。

それにしてもなかなかきつい1年であった。
私も53になったので、このハードさは正直きつい。
ただ、来年は今年以上にハードな目標を掲げているのでこんな程度でへこたれてはいられない。
90歳の現役デザイナーという夢の実現に向けて、まだまだ道のりは険しいのである。

最後に、今年1年お世話になった方々に心より御礼を申し上げたい。私個人だけでなく、コイズミデザインファクトリーを支えていただいた大勢の方々に「ありがとうございました」と大声で叫びたい。

今年も後数時間。
みなさま良いお年をお迎えください。

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