第36期を迎えて

これからのコイズミデザインファクトリーが目指すもの
コイズミデザインファクトリーは、おかげさまで第35期を無事に終え、2026年7月1日から第36期を迎えることとなりました。
ここ数年を振り返ると、決して順風満帆とは言えない日々でした。
新型コロナウイルスによる市場環境の大きな変化。その後も続く企業の投資抑制や市場の停滞に加え、社会全体で進む労働時間の短縮、東京拠点の維持・運営コストの増加、そして組織運営を難しくする「モンスター社員」と呼ばれるような問題への対応など、私たちを取り巻く環境はまさに四重苦とも言える状況でした。
もちろん、どれか一つだけが原因ではありません。さまざまな要因が重なり、これまで経験したことのない難しい時代を過ごしてきました。
それでも、一つひとつ課題に向き合い、改善を積み重ね、ようやくその長いトンネルから抜け出せたという実感があります。
ありがたいことに、現在は新しいご相談やプロジェクトが増え、会社全体にも少しずつ前向きな空気が戻ってきました。
私自身も相変わらず全国への出張が多く、体力的には決して楽ではありません。移動が続けば疲労も蓄積しますし、若い頃のように無理が利く年齢でもありません。
しかし、不思議なことに「やりがいのある仕事」は疲れ以上の力を与えてくれます。企業の未来を一緒に考えたり、新しいブランドづくりに関わったり、お客様と何度も議論を重ねながら方向性を見つけていく仕事は、私自身にとっても大きな刺激になっています。
健康である間は、まだまだ現場に立ち、お客様と一緒に考え、一緒に前へ進んでいきたいと思っています。
デザインを「つくる」だけではなく、「経営を支える」仕事へ
今期、特に増えた仕事があります。
それが「デザインコンサルティング」です。
これまでデザイン会社というと、「チラシを作る」「ホームページを作る」「ロゴを作る」といった制作会社というイメージが強かったと思います。
もちろん、それらは今でも大切な仕事です。
しかし近年、多くの企業から寄せられる相談は、その一歩手前にあります。
「自社の強みをどう整理すればいいのか。」
「ブランドとして何を伝えるべきなのか。」
「営業活動全体をどう改善すればいいのか。」
「ホームページを作り直す前に、会社の方向性を整理したい。」
つまり、「何を作るか」ではなく、「何を考えるか」という相談です。
私たちは、その企業の営業活動をデザインの視点から整理し、ブランドづくりや販売戦略まで含めて一緒に考える仕事が増えてきました。
デザインは見た目を整えるものではありません。
企業の魅力を整理し、それを正しく伝え、お客様との接点をつくるための仕組みそのものだと考えています。だからこそ、今後も中小企業のブランディングやホームページ制作、オンラインショップ構築など、営業活動の根幹に関わる部分を積極的に応援していきたいと思っています。
私たちだからできる、幅広いデザインサポート
コイズミデザインファクトリーの強みは、一つの分野だけに特化していることではありません。
商品企画から販促まで、企業活動全体をデザインで支えられることです。
「デザイン会社」と聞くと、グラフィック専門、Web専門、動画専門など、それぞれの分野に分かれていることが少なくありません。
しかし私たちは、それらを一つの流れとして考えています。
ブランドの方向性を考え、商品を企画し、デザインを制作し、写真を撮影し、動画を制作し、ホームページやECサイトを構築し、SNSや広告で情報を発信する。
それぞれを別々に考えるのではなく、一つのストーリーとして設計することで、企業の魅力はより伝わりやすくなります。
今後も、ものづくりから販促まで、ビジネス全体を支えるデザイン会社として歩んでいきたいと思っています。
スタッフも成長し、会社も次のステージへ
会社の成長に合わせて、スタッフ一人ひとりが担当する仕事も年々高度になっています。単に制作をこなすだけではなく、お客様と打ち合わせを行い、企画を考え、課題を整理し、提案まで行う場面が増えてきました。それぞれが専門性を高めながら、会社全体として対応できる領域も広がっています。
そして2027年4月には、新卒社員が新たに入社する予定です。これにより、創立以来最多となる11名体制になります。もちろん人数が増えることが目的ではありません。
一人ではできないことも、人数がいることで実現できることがたくさんあります。
それぞれの得意分野を活かし、お客様により良い提案ができる、そんなチームを目指しています。
第36期の3つの柱
今期も、私自身が大切にしたい考え方があります。
一つ目は、「思いついたことは、すべて試してみる。」
考えるだけでは何も始まりません。小さなアイデアでも、まずは実践してみる。その積み重ねが、新しい仕事や新しい可能性につながると信じています。何かを試したからこそ見えてくる世界があると、今までの経験から実感しています。
二つ目は、「自分(自社)がまず動く。」
誰かが動くのを待つのではなく、自分たちから行動する。行動することで新しい出会いが生まれ、そこから仕事や信頼へとつながっていきます。
そして三つ目は、「自分(自社)の周りに流れを作る。」
市場や景気の流れを待つのではなく、自ら発信し、自ら行動し、自ら新しい流れを生み出していく。そして、その流れが周りの流れを呼び込んで、予想もしていなかったことを呼び起こしてくれると感じているからです。
新しいスローガン「考えて、創って、伝える」
第36期からは、社外へ向けて新しいスローガンを積極的に発信していきます。
「考えて、創って、伝える。」
この言葉には、私たちの仕事のすべてが込められています。
まず「考えて」。
ブランディング、デザインコンサルティング、商品企画など、企業の未来を一緒に考えること。自分たちの頭で考え、組み立てることです。
次に「創って」。
プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、テキスタイルデザイン、エディトリアルデザイン、イラストレーション、写真撮影、動画制作など、多彩なクリエイティブを形にすること。
そして「伝える」。
ホームページ制作、オンラインショップ構築、SNS運用代行、広告制作などを通じて、その価値を必要としている人へ発信し、届けること。
この三つは独立した仕事ではなく、一つにつながった流れです。だからこそ、私たちは制作会社という枠を超え、企業の成長を支えるパートナーでありたいと考えています。
第36期も、お客様の挑戦をデザインの力で支え、新しい価値を生み出し続けていきます。
これからもコイズミデザインファクトリーを、どうぞよろしくお願いいたします。



