2021.4.12

ブランディングはアナログとデジタルの両立が必要

コイズミデザインファクトリー

ブランディングにはデジタルとアナログの両方が必要です。
最近のブランディングに関する情報はどうしてもデジタルに偏り気味ですが、アナログの力なしにブランディングは成立しません。
ブランディングにおいてのアナログとデジタルとの関係は具体的にどういうことかを考えてみましょう。

アナログ
●技術や商品など実際に手にとって確認できたり、体験できるようなことで他社や他店と差別化する。
※「ここのケーキは美味しい」や「ここのサロンはカットが上手い」など

●実際の店舗や会社の印象を良くするための工夫
※「いつも綺麗に掃除されている」「インテリアのセンスがいい」など

●人的な印象を良くする習慣
※「接客の態度が素晴らしい」「あの担当者に任せておけば大丈夫だ」など

●目につくものに統一感があって、その会社や店なりの特徴が感じられる
※建物や看板、ロゴや印刷物、パッケージなど実際に目にするアイテムが統一感があって心地よいなど

●世の中に対して情報の発信が頻繁にできるだけのコンテンツを持っている
※季節ごとの商品企画や販売物に付随するような蘊蓄を持っている

などのように、デジタルが世の中に登場する以前からの、商売の基本ともいえるようなものです。

対してデジタルは
●ホームページを基軸に会社や店舗のことをしっかりと発信する。

●世の中に発信できる情報や蘊蓄をコンテンツとしてネット上に発信する。

●ブログやSNSを利用してリアルタイムな情報やコアなコンテンツを発信する。

●写真だけでなく、動画など動的なヴィジュアルを販促に活用する。

●メルマガやWEBカタログなど顧客との接点をデジタルで行う。

●自社のサービスや商品をECサイトによってネット販売を行う。

など、まだまだあげれば他にもたくさんありますが、こうして列記してみると、アナログは「ビジネスの本質を磨く」ためのもの、デジタルは「その本質を発進するための方法」であるということに気づきます。

つまり、ブランディングでは「アナログで磨いたものをデジタルで発進し、世の中に認知してもらう」ということが必要だと言えます。
アナログとデジタルそれぞれの特性や役割を理解し、それぞれの完成度を上げていく必要がありそうです。

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