2016.10.8

なぜ「オレンジ」のデザイン?

オレンジのイメージ

コイズミデザインファクトリーがロゴデザインやステーショナリーのデザインにこれほどまで「オレンジ」にこだわる理由をご説明いたします。B50:Y67
これは良くいわれるコーポレートカラーということになるわけですが、実はこの「オレンジ」、本当は「オレンジ」ではなく「朱色」です。
そう、皆さんもご存じの日本の伝統色「朱色」です。
「朱色」というと勿論皆さんがよくご存じのあのミカン色のことですが、資料を見てみると

しゅいろ【朱色】
「JISの色彩規格では「あざやかな黄みの赤」としている。一般に、朱肉のような少し黄色がかった赤のこと。」
と説明されることが多いです。もとは鉱石の辰砂しんしゃから採れる天然の顔料をあらわしましたが、天然の顔料はたいへん貴重なため、硫化水銀を主な成分とする無機朱色顔料が作り出されました。
英名ではバーミリオン(vermilion)が最も近いでしょう。顔料や朱肉のほか、漆器の塗装や絵の具に用いらます。中国から伝えられた五行説では「木火土金水」の「火」に相当する色を「赤」と表記し、季節では夏を表しますが、夏の別名を「朱夏しゅか」というように本来は朱色とされています。方位は「南」で、南を守る神があの「朱雀」(すざく)です。そこから平城京、平安京大内裏だいだいりの南門を朱雀門といいます。

というような説明がされています。
そのなかでも説明の最後の方に書かれている「朱雀」のくだりが、コイズミデザインファクトリーにとって大きな意味があります。

代表の小泉は平安京でいう朱雀大路にほど近い朱雀第7小学校、朱雀中学校を卒業しました。
そして京都で最も優れたデザイン会社になりたいという想いを9つの四角で形作った平安京をイメージするロゴマークに込め、それを「朱色」にしました。そこには「伝統美」や「荘厳さ」「煌びやかさ」という意味も込め、作り出すデザインにそういう品格を持たせたかったのです。

現在のコイズミデザインファクトリーにそのような品格が備わっているかどうか・・・・。
それは世の中がゆっくりと判断してくれるのでしょう。

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