2023.7.1

60歳になって

還暦の服

6月30日はコイズミデザインファクトリーの決算日であるとともに、私の誕生日でもあります。

この日を決算日にしたのは、ちょうど1年の前半が終わる日なので、年末と共にその年を振り返って反省するのにちょうど都合が良かったからです。年に2回、前半と後半で振り返ることで中だるみの無い活動を目指してのことです。

そして、私もとうとう還暦を迎えてしまいました。世間の企業では定年になる歳です。私は小さいながらも自分で事務所を持っていますので、その気になれば90歳でも100歳でも仕事を続けることは可能ですが、実際問題やはり60歳というのはまあまあなインパクトであり、いろいろと考えるところがあるものです。

幸い持病のようなものも無く、体はいたって健康ですが、最近はかなり体重が気になってきており、服を買うのにも「今このサイズに合わせるべきなのか・・・・?」という疑問から、気に入ったものに出会ってもなかなか買うところまで行き着かないことが多くなっています。

仕事に関して言えば、おそらく今までのデザイナー人生の中で今が最も充実していてやる気に満ちている気がしています。もちろん若い頃のように体力に任せたがむしゃらなところはありませんが、じっくりと戦略を練ってデザインという仕事を進めることが出来ているようにも思え、それが事務所全体の戦略からクライアントも巻き込んでの大きな構想に繋がってきています。

こうしたことは若い頃から目指していたわけでは無く、この歳になって様々な経験と勘が備わったから思いついたことであり、そう考えるとなかなか歳を取るというのも面白いものだなあと思えるようになってきました。

今年はその流れをさらに加速させるつもりで60歳初日からエンジン全開で走っています。仕事に対するスタミナは人よりもあるつもりなので、まだまだ自分が何処まで行けるかを見極めるために頑張るつもりです。

いつかどこかでフニャフニャとへこたれている私を見かけたら、皆様の愛の鞭で思い切りたたきまくっていただければ幸いです。

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