2018.12.25

32年目の決意 記念本と自社メディア

32年目2つ目の決意は「記念本の発行」と「自社メディアの構築」。記念本とは以前にも書かせていただいたが、通常の仕事がここ最近あまりにも忙しかったこともあり、かなり遅れ気味になっている。
この本は別に販売するわけでもないし、広告を集めて掲載料を集めようとかいうわけでもなく、ただただ自分たちの思い通りの本を作りたいように創ろうというプロジェクトだ。
今のところ100ページ越えになる予定だが、通常このくらいのページ数の印刷物はクライアントからの原稿があるか、もしくは意向にあわせて原稿を用意し、デザインしていくものだが、今回は30周年を迎えた記念に「何でもありの、好きなように作った本」というのがコンセプトだ。
少しだけ中身をあかすと
●私が今まで集めた「街の鍛冶屋アート」について
●ARシステムを使ったオリジナルキャラクターのおみくじ
●私が原作を書き、tikka-pokkaがイラストを描く絵本
●garafactory.comテキスタイルデザインのポストカード
●アナログにテーマを絞り様々な業界の人物を紹介
●コイズミデザインファクトリーに関わりのある人物のフリーページ
●競馬カメラマン仲真吾の写真  他
他にも現在検討中のものがいろいろとあるが、数ページはコイズミデザインファクトリーが誕生してから今までのヒストリーもイラストを交えて書こうかと思う。

そもそもこの本を何のために出すのか・・・・。
それはこの本をきっかけに自社のメディアを構築したいという思いが強いからだ。
自社のメディアというのはあまりにも漠然としていて想像しにくいかもしれないが、簡単に言うと「そのメディアで自分たちの考えを発信したり、そこに関わる人たちが世の中に認知されるきっかけを作り出す」ことが目的で、最終的にはそのメディアに関わる人たちが何らかの形で世間に認知され、有名になって行くことを目指そうというものだ。
そのメディアには「新媒体(WEBやSNSなどインターネット上のもの)」「旧媒体(印刷物をはじめとした従来の紙媒体)」「実媒体(体験を伴うイベントや実際の販売商品)」の3つがあり、それぞれが相乗効果を生むような方法で世間に発信してゆきたい。
自分たちの積み上げてきた努力で世の中に認知されることができれば、広告や行政、補助金頼みの瞬間的な効果ではなく、他にはまねのできない強固な販促効果を生み出すことができると考えている。

この考えに至ったのは、今まで関わってきた「様々なプロジェクトの失敗や成功事例」と「販促にお金をかけられない中小企業の現状」、さらには「がんばって努力したものだけが報われるべきという思い」の3点があったからだ。
実現には時間がかかるし、中途半端で終わってしまうことも考えられるが、何もしなければ何も起こらないし、このままで良いはずがない。
現にここ何年か自社の力だけで行ってきた様々な方法論の効果を思えば、成功はおのずと見えてくる。
そこにコイズミデザインファクトリーとそのメディアに関わる人たちがお互いに汗を流すことで、自然とわき上がってくる効果を体感しようというものだ。

ここまでの説明でもまだまだぼんやりとしていてよくわからないかもしれないが、今そのメディアに関わる人たちを徐々に集めているところだ。
そして「記念本の発行」はそのメディアを具現化する第一歩であり、この「自社メディア構築」という大きな目標の本流でもあるのだ。

具体的な発行時期は未定だが、できるだけ早い時期(来年の春頃)を目指している。できあがりが近づいたときにはまたここで公表させていただくつもりなので、ぜひ一人でもたくさんの方々に読んでいただきたい。(つづく)

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