2018.3.15

自分たちのメディアをデザインする

自分たちのメディアを持つということはどういうことだろうか。
最近のマーケティング手法としてオウンドメディアというのが流行りのようだが、実際のところなかなか大手企業以外は感心するような事例は少ない。誰もがその重要性や効果を認めているものの実際に構築するのはなかなか難しいようだ。
なぜなら、自分たちのメディアで一体何を発信すればいいかということが明確になっていない上に、なんとか寄せ集めたコンテンツも全体として筋の通っていないものとなりがちで、さらにそのコンテンツひとつひとつが完成度に問題があったりすることが多いからだ。ホームページや会社案内、リトルプレス的なものなど器をなんとか用意しても、その中に盛り付けるコンテンツが続かないということが多い。さらにSNSとの連携やアナログ媒体の活用などやるべきことが多すぎて、中小企業レベルでは維持運営することが非常に難しい。
代理店やホームページの制作会社などに勧められて色々構築したのはいいけれど、きちんとした運営ができていなければ、効果が出るどころか、逆効果になってしまうことだって十分に考えられる。
では、私たちデザイン会社のオウンドメディアというのはどうだろう。
今までの実績や業務の内容をHPやブログ、SNSで発信したり、おしゃれな会社案内を作って配布すればいいのだろうか・・・・。
それでは単に宣伝広告をしているだけで従来の販促となんら変わっていない。そんなことくらいはできていて当然の時代だし、それもできていないようではデザイン会社などと偉そうなことを言ってはいけない。
メディアという以上は何かしら疎通がないといけないし、どこからともなく何かが生まれてくるようでなければいけない。そのメディアの存在自体が一つのコミュニティーとなり、発信する側と受け取る側に何か新しいムーブメントを起こすようでなければいけない。
じゃあ、具体的にそれはどういうものか・・・・。私もそのことをなかなか見つけ出せていなかったが、最近ようやくぼんやりだが見えてきた気がしている。まだぼんやりとしか見えていないそれをはっきりとしたものにするためにやらないといけないことがたくさんあるが、ひとつづつ着実に準備を進め、今年中には何か形を作りたいと思う。
そしてそのメディアがどんなものを生み出し、どういう形で私のビジネスに貢献できるのか・・・・。それも含めて私の頭の中でどんどん大きく膨らんでいるのは確かだ。

TOP
contact