2022.12.2

なんとか35周年、見てろよ36年目

12月1日コイズミデザインファクトリーは35周年を迎えました

1987年に24歳で単身独立し、いろいろ大変な思いもしましたが、なんとかここまで辿り着きました。特にここ1、2年はコロナによる大きな環境変化でデザイン業界全体に大きな変革が起ころうとしています。

デザインのサブスクやクライアントとデザイナーを結びつけるという名目のマッチングサイトなど、従来からの過剰な価格競争をさらに助長するような流れが起きています。
特にマッチングサイトに関しては、見積り合戦をネット上で行なっているだけのことであるにもかかわらず、登録するフリーランスや副業デザイナーが増加の一途を辿っています。
この様な状況がコロナ禍でさらに加速化し、小規模のデザイン会社を苦しめています。
コイズミデザインファクトリーでは、以前からこういった動きに巻き込まれない様に、自分達で仕事を作り出すということをテーマに様々なプロジェクトやビジネスモデルを展開してきましたが、やはりここ1、2年の変化には相当苦労をさせられてきました。
ただ、最近ようやく自分達の思い描いているイメージにかなり近づくことができてきた様にも思います。

しかし、京都ではこの様な逆風がまだまだ続くと思われます。と、いうかこれがデフォルトとなる様に思います。そういう状況の街にしがみついているだけではなんの解決にも成らないという考え方に行き着いたことが、東京への挑戦動機でもあり、これからの道筋を決める大きな勇気にも繋がりました。
この節目の12月1日に、わざわざ新しいプロジェクトである「tote×tote」を立ち上げたり、garafactory.comの新作を発売したのも、36年目に突入する私自身の意気込みを奮い立たせる意味がありました。これらの新しいプロジェクトは、現状大きな利益を生むわけではありませんが、きっと5年先、10年先に「あのとき初めていてよかった」と思えるように発展させていかなければなりません。今までは従来のデザイン業務のおまけの様な存在でしたが、これからはコイズミデザインファクトリーが他とはこんなに違うんだと思われる要因にしていきたいと思います。

今日から36年目。

コイズミデザインファクトリーの底力を見せる時が来ています。

日本のデザイン会社の中で、唯一と言えるビジネスモデルを今まで以上に確立させ、爽快な気分で次の創立記念日を迎えられるように、強い思いが湧き上がっています。

皆様、どうかコイズミデザインファクトリーの明日を今まで以上に応援していただきます様、切にお願いいたします。

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