2021.4.24

会社案内とオフィシャルサイトはセットで考える

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どちらか一つでは不十分

ウェブ上に立派なホームページがあるので、紙の会社案内は簡単なもので良い、とかその逆のコメントをよく耳にします。
しかしこれはどちらも間違っています。
会社案内に限らず、WEBサイトと紙媒体はその役割がはっきりと違っています。一時期、WEBサイトが世の中に行き渡った頃には、WEBサイトさえあれば紙媒体はもう必要なくなるのではないか、などど言われた時期がありましたが、最近ではそれが間違っていたということを実感することが多々あります。
そう、ここでも前回書いたデジタルとアナログの両立というキーワードが生きているのです。

それぞれの得意な部分と不得意な部分

WEBサイト
得意な部分
●世界中の不特定多数に発信することが可能
●音楽や動画を組み合わせることで訴求力を高めることができる
●コミュニティーを拡大させたり、双方向のやりとりも可能
●更新が簡単なので常に新鮮な情報を発信できる
●タブレットやスマホなど様々な端末で閲覧が可能
●情報量に制限が無い
●広告や販売サイトを組み込むことが可能

不得意な部分
●対面で話すときに、紙に比べて注目度が低い。
●実際に手にとってみる感覚には及ばない。
●初めて訪問する相手に見せるときに、取り回しが悪い。
●事後手元に何も残らないので、長期間にわたる訴求力は弱い。

紙の印刷物
得意な部分
●実際に手に取る感覚は大切
●相手の手元に置いておけるため、訴求力が持続する
●人本来のアナログ感覚に訴求できる
●WEBよりも印象に残る

不得意な部分
●発信力はWEBにはかなわない
●拡散力を上げるには印刷費用がかかる
●ページ数や誌面の都合上コンテンツの量が制限される
●在庫分を置くスペースが必要
●他の媒体への発展性が弱い

つまり、WEBと紙媒体では得意な部分と不得意な部分が全く逆であることがわかります。
このことからもそれぞれの欠点を補うために両方の力が必要であることが分かります。理想の形はそれぞれの良いところを連携しあい、欠点を補い合うことです。
WEBを見たら、紙の会社案内も見たくなったり、紙の印刷物からより詳しい情報を見るためにWEBへ誘導したり、そういった工夫でより一層その会社を知りたくなるような仕掛けが必要です。
ブランディングにおいては最も初めに手掛けなければならないツールですから、
じっくりと時間をかけて中身の濃い会社案内やWEBサイトを構築して下さい。

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