2019.9.3

MUD_vol.2 そもそも「UD(ユニバーサルデザイン)」ってなに?

「UD(ユニバーサルデザイン)」とは
「より多くの人にとって使いやすく安全なものを」という考え方で、
もとは建築の世界で提唱されたものです。

「ハンデのある人への配慮を後から付け加える」のではなく
「初めからなるべくみんなに使いやすいように工夫しよう」
というのが特徴です。

ユニバーサルデザインの一例、階段とエレベーター
ユニバーサルデザインの一例、駅のエレベーター

駅の階段と車椅子

例えば、駅の階段。
「車椅子のための昇降機を階段に設置しよう」
というバリアフリーの考え方に対し、
「みんなが使えるエレベーターを併設しよう」
というのがユニバーサルデザインの考え方です。

もちろん、バリアフリーでの対応が有効なシーンもありますが
ユニバーサルデザインの発想で、より多くの人にとって
ますます便利な社会が実現するのでは、と思います。

街の風景イメージ
UDは日常生活・都市生活に欠かせない存在

いつの間にか身近な「UD」

軽い力でも押しやすく、大きな設計の照明スイッチや
ゆっくりと閉まる自動ドア。
体に障がいのある人や赤ちゃんのオムツ替えにも対応した多機能トイレ。
優れたUDはいつの間にか私たちの周りにたくさんあり、
気づかないうちに日常生活を助けてくれています。

次回は、そんなUDの歴史をピックアップした
「日本のユニバーサルデザイン<東京オリンピック編>」
です。

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