2020.2.25

MUDコラム 国によって違う「色のイメージ」

ある色を見て連想するイメージは、人それぞれ。

白はピュアで神聖なイメージ、
元気で活発な印象の黄色、
赤は情熱や女性の象徴、
死を連想する黒…など。

なんとなく色に対して持っているイメージ。
もちろん個人の感性や好みもありますが、
実は文化の影響で培われてきたものが大きく、
国によって大きく異なります。

文化の違いで「ポジティブ/ネガティブと感じる色」にも違いが。

喪に服する、あるいは死を連想する色は
日本では黒やグレーが主ですが、
イランでは「青」、南アフリカでは「赤」、
エジプトでは「黄」…と、国によって全く異なります。

他にも 実は国によるもの、という例を挙げると、

< 家電 >
日本では「白物家電」という言葉があるくらい、
「家電といえば基本カラーは白!」。

< ジェンダーの色分け >
トイレや更衣室のマークで
「男性は青、女性は赤」で表現すること。

などなど。

コミュニケーションには言語以外の文化の尊重も大切!

当たり前のことですが、
旅先で馴染みのない色合いの様々なものを見て
「異国情緒」を感じるのはお互い様!なんですね。

異文化との違いを理解したり尊重すると同時に、
不特定・多国籍の人々に向けて情報発信するときには
言語だけではなく、色の印象の違いも理解してツールを作成すると、
より伝わりやすいものになる場合もあります。

視力や色覚、そして文化に違いがある人との情報共有にも活用できる
MUD<メディア・ユニバーサル・デザイン>をお手伝いできる
KDFの取り組みについて詳しくはリンク先の過去記事をご覧ください!
「メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)」

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