2019.10.7
MUDコラム 「信号機の進化」
街中で見かける信号機。
身近な存在ですが、歩行者用の信号機が
2002年以降LED化が進められていることを
意識している方は少ないかもしれません。
誰にとっても見やすく利用しやすい信号機は、
交通安全のためにもとても重要で、
日常生活の中のユニバーサルデザインの一つです。
低コスト・環境に優しく、
視認性もアップ!
以前は、赤・緑の背景色に白(点灯時黄色)で人型が表現された
電球タイプの信号機でした。
色覚障がいの人にとって、赤と緑は混同色な上に、
太陽光で照らされたカラー電球が光っているように
見間違うリスクもありました。
現在は、黒背景に赤・緑で人型が描かれる
LED仕様のものが設置されています。
黒背景に、点灯時はカラーの人型がくっきり現れ、
消灯時は太陽光のもとでも人型がきちんと消える。
現在普及中の誰にとっても見やすい信号機は、
「UDの考え方を技術の進歩で実現したもの」ですね!