2021.6.21
MUDコラム「災害」とユニバーサルデザイン
地震や洪水、あるいは大きな事故や火災。
様々な災害が自分の身に降りかかってきたときのための備え、
皆さんはどんなことをしていますか?
防災リュックを用意したり、
食料品を多めに備蓄する習慣をつけたり、
持病のある方は薬の用意もしておきたいですね。
ここで、もし大きな災害に見舞われて
「避難所生活」を送ることになった場合をちょっと想像してみてください。
急ごしらえの仮の施設で、不特定多数の人が寝食を共にするとき、
ルールや動線がはっきりしていると
トラブルや困りごとを回避することができます。
トイレ・ゴミ捨て場・救護所・飲食の配布場所などの案内が
老若男女・外国人、誰にでも分かりやすく掲示されているだけで、
ぐんと過ごしやすくなるのは間違い無いですね!
そして、もしそのような案内掲示が充実していなくても、
ユニバーサル・デザインの考え方である
「なるべく多くの人にとって分かりやすく、使いやすく、心地よくしよう」
という発想・気持ちをお互いに持っていることも大切なのでは、
と思います。
災害は起きないのが一番ですが、
もしものための備えとして、
<「モノ」の備えと「UDマインド」の備え>
ができるといいのでは、と考えています。