2024.3.11

KDFの柄でぬり絵本発売

ぬり絵

テキスタイルデザインのノウハウが活きています

数年前に大人の塗り絵がブームになってから、書店にコーナーが設けられるほど「ぬり絵」ブームが定着しました。

各出版社からさまざまなシリーズがリリースされていますが、コイズミデザインファクトリーの柄だけのぬり絵本がホービージャパン社から発売されています。

以前、西東社からもうちの柄が掲載されたぬり絵本が発売されていましたが、そのときは他の作家さんとの共作という形でした。でも、今回発売された本は、完全にKDFの柄ばかり32点で構成されています。しかもその内容は世界の模様を集めた非常にぬり絵としては難易度の高いものばかり。特に写真のイスラム模様などは規則正しく配色しながら塗らないと柄として成立しないようになっていますので、かなり慎重にぬり進めないといけないものになっています。

ぬり絵
ぬり絵
ぬり絵

カラーボールペンが支えるぬり絵ブーム

このぬり絵ブームを支えているのがカラーボールペンの多色化であることをご存じでしょうか。今回のような細かい柄を塗るには先の細い画材が必要ですが、従来のように色鉛筆で塗っていると、何度も芯を削って先をとがらせる必要があります。その作業が相当な重労働。そこでぬり絵マニアはカラーボールペンの使用を考えたようですが、最近ではそういった需要に併せてカラーボールペンが一気に多色化しています。マニアはそういうペンを何十色も使い分けてぬり絵を仕上げていくようです。

先日は、この本も含めたイベントも開いて頂き、認知度も高まっています。何しろKDFのテキスタイルデザインのノウハウを活かしていますので、従来のぬり絵本より明らかに密度の濃い柄が揃っています。

実はその第2弾の制作も昨年末から始まっており、4月には発売される予定です。

この仕事もある編集者の方がgarafactory.comのサイトからKDFの存在を見つけ、お話をいただいたという経緯があります。最近ではgarafactory.comのデザインを見てパッケージデザインやインテリア商品への使用など、アパレルのテキスタイルデザイン以外でのご要望も多く、徐々にではありますが浸透していっているのを実感しています。

ぬり絵
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