2019.12.31

2019年の終わりに

アイアンの文字をつけました。

今年も今日で終わりですが、例年通り自分なりの反省と来年に向けての思いを書いておこうと思います。

まずは自分なりにがんばれたこと

●東京オフィスをオープンさせることができた。

7月1日に東京・恵比寿\広尾に東京オフィスを開設することができました。まだまだ小さい場所ですが、うまくいってもだめであってもどのちみち2年ほどで引っ越すことになると思うので、まずは小さなところから着実に進めることにしました。渋谷や青山、原宿、新宿などターゲットとなる会社が集中しているエリアにも近く、品川駅からも近いので当初から恵比寿近辺がベストかと思っていましたので、まずまずかなと思っています。当分の間は京都と東京を行ったり来たりの生活が続くと思いますが、それはそれでなかなかメリハリがあっておもしろいものです。

●新規の獲得件数が今までで最も多かった。

ホームページを新しくしたり、SNSを活発に更新したりすることが中心の販促ですが、着実に反応が増えています。以前は口コミのみに頼っていたのですが、やはり今の時代それだけではなかなか厳しいものがあるので、考えた末行き着いたのが今の方法です。新規の件数が増えることで、全体の販売先件数も増え、売り上げの構成バランスがとても改善されました。

●動画制作やECサイト運営委託、テーマパークグッズ企画など新しいジャンルの仕事が増えた。

販促用の動画制作や、得意先のECサイト構築・運営の受託、テーマパークのオリジナルグッズ企画など新しいジャンルの受注が大きな割合に成長しました。動画の制作は受注したものを制作するだけでなく、自社の販促戦略の中でも活用できるので大変大きな進化だと思っています。WEB関連の受注が全体の30%近くになってきているのもいい傾向ではないかと思います。

●自社のホームページをリニューアルすることができた。

得意先には自社の販促で最も重要なのはホームページだと言い続けていることもあって、今年自社のサイトを大きく変更しました。自社の実績をたくさん掲載するのは以前と同じ考え方ですが、今回はもう一つ大きな変化があります。事務所として取り組んでいる様々なプロモーションをもっと広く知ってもらうためにそういうページを設けました。Handleやmaco maakoに加えてtikka pokkaやMUD、COCOAR2など通常のデザイン業務だけではない活動を公表することにしました。それにより、早くも問い合わせ件数は増加してきましたし、何よりも他のデザイン会社と明らかに一線を画することができました。これは大変大きなことで、ネット広告などで検索にかけてもごく限られた期間で効果がなくなってしまうのに対し、うちのようにコンテンツの量と中身で勝負する方法はなかなか他社にまねのできないことで、差別化という意味ではかなりの効果を上げているように思います。

次にもう一息がんばりが足りなかったこと

●東京の販促が全くできなかった

東京で思ったよりも早く仕事が回り出したので、販促活動がいまだに全くできていません。販促をかけるためにパンフレットもたくさんつくったし、ネットでの戦略も考えているし、ターゲットの業種もある程度絞ったというのに、全くできませんでした。そもそも販促をして東京で仕事がわんさか入ってきても現状ではこなすことができないので仕方ないと言ってしまえばそれまでですが、それでは何のために東京へ行ったのかわからないので、来年は何とか体制を立てなおして前進したいと思います。

●東京への行き来で仕事の連携がスムーズにできなかった

私の予定をスタッフが十分に把握していなかったり、スタッフへの伝達がかみ合わなかったりで、仕事がなかなかスムーズに進みませんでした。こんな時こそデジタルの力を利用して、スケジュールの共有や作業フローの管理をするべきだとわかっていても、体勢を立て直すタイミングが無かったりで、相当はがゆい思いをしました。来年はそこを解決しないとなかなか思い描いたような状態にはなれません。

●スタッフをうまく使えなかった

もともと私はスタッフの使い方がとてもへたくそだと思っていますが、今年はさらにその思いを強くしました。私の理想は全員が飛車角になることですが、正直それは難しいと思い始めています。人には当然得手不得手があるし、みんなが同じように成長するわけでもないので、当たり前のことですが、なかなかそれを諦めるまでに時間がかかってしまいました。来年は適材適所を基本に各スタッフのポテンシャルが最も発揮できる状態を目指そうと思います。

●いろいろなことをやった割にはどれもやりきった感覚がない

今年は本当にいろいろと動き回りました。東京の出店を始め、Handleの立ち上げやCOCOAR2、MUDの販促、新しい業務への挑戦など、創業以来最も動いた年だろうと思います。ただ、そのどれもがまだまだ発展途上であり、大きな効果を生んでいるわけではありません。来年はそれぞれに小さくてもいいので花を咲かせたいと思います。

個人的なことで言うと

●あまりゴルフに行けなかったのでいつまでたってもうまくならない

本当は月に2回行きたいと思っていました。それと同じ回数の練習も。ところがラウンドは目標の半分以下、練習はその1/10。これではうまくなるわけがありません。私のまわりは幸か不幸かシングルハンデの人がわんさかおられるし、クラブメーカーの仕事もさせてもらっています。しかも、仕事柄何度か有名プロともラウンドさせていただいたりもするので普通のゴルファーよりもかなり恵まれているはず。なのになかなかうまくならないのはいったいどういうことでしょうか・・・・。

●競馬場へ一度も行けなかった

正直私の中での競馬はいったん終わりを迎えています。6歳の頃から好きだったカントリー牧場(タニノムーティエ、タニノチカラ、タニノギムレット、ウオッカの生まれた牧場)の閉鎖がその理由ですが、それでもやはり競馬の持つあの独特の高揚感は捨てきれません。これに関しても仕事で知り合った方に競馬場の特別席を手配していただいたり、競馬カメラマンに普通はなかなか入手できないようなグッズをもらったりしているのに、なかなか競馬場へ足を運ぶ時間を作れませんでした。私は馬券を買わなくても一日中競馬を見ていられるほどの競馬好きですが、やはり応援したくなる馬が出てこないと、こうもテンションが下がってしまうものかと改めて思います。

●自分の時間がほとんど無かったのでギターも下手になった

ゴルフだけでなく、ギターも弾く時間が全くなかったので確実に下手くそになっています。左手の指先が柔らかくなってしまいました。どんな楽器でもそうであるように、楽器は弾かないと音も悪くなります。せっかく長年かかって創り上げてきた音色が元に戻ってしまった感があります。

以上が私の2019年ですが、完全にただの個人日記の内容になってしまいました。でもそれこそがブログの原点でもあるし、醍醐味だと思いますので良しとしましょう。

今年もあと数時間。来年はどんな1年になるのでしょう。私は相も変わらず前向きでプラス思考を貫きたいと思いますが、なかなかそうもさせてもらえないのが現実。ただ、弱点は明確に見えているのであとはそれをどう解決するかが大事なところです。

昨年も書きましたが2400mの競馬にたとえると残りあと4ハロン800mのデザイナー人生。京都競馬場なら3コーナーの坂を登り切ったあたり。ここから内をつくか外へ持ち出すか、それとも間を割るか。さてさて手綱さばきはいかに・・・・。

TOP
contact