2019.12.15

オーダースーツのすすめ 2

オーダースーツと聞くとちょっと敷居が高いと思うのはもう一昔前の話。
最近では大手スーツ専門店がオーダー専門の店舗展開を始めたり、百貨店もメンズの催事や従来の売場でも気軽にオーダーできるようになった。
さらに、価格も相当こなれてきているので、そこそこのブランドで既製のスーツを買うくらいなら絶対にオーダーの方がお得だ。

まだオーダースーツの経験がない方のために、オーダースーツのいいところをあげてみよう。

好きな生地を選べる

オーダーの売場には何百もの生地サンプルが用意されていて、その中から自分の好きなものを選ぶことができる。もちろん価格もピンキリではあるけれど、そこそこのイタリア生地でも既製のスーツ並みの価格でオーダーできる店も現れている。もちろん無地ばかりではなく、チェックやストライプも豊富にそろっているので、スーツをオーダーするという醍醐味を味わえる。

デザインをカスタマイズできる

選べるのは生地だけではない。ボタンや裏地などの素材はもちろん、ディテールも細部にわたって自分の好みに仕立ててもらうことができる。
ボタンは生地との相性でスーツがカジュアルっぽくもスタイリッシュにもなるので、とても選ぶのが楽しい。
裏地も織り柄の入ったものや表地との色の組み合わせを楽しめる。
また、襟の形やベントの入れ方、シングルかダブルか、ボタンの数は2個か3個かなど、あらゆるパーツをカスタマイズできるので、既製にはないちょっと変わったデザインにすることも可能だ。

着心地が全然違う

オーダーだから当然だが、サイズはもちろんぴったり。スーツが堅苦しいものと思っている人の大半はサイズの合わないものを着ているからであって、決してスーツは窮屈なものではない。
肩幅、身幅、袖丈、股下、など10カ所以上の採寸をしてくれるので、まず合わないことはない。ただ、採寸をしてくれる店員のレベルによって、フィット感が違うことがあるので、できればいつも同じ店で決まった店員に採寸してもらうのがいい。
さらに裏地を通常のポリエステルからキュプラに変えるだけで、着心地が劇的に変わる。オプション価格を2〜4千円程度取られるが、これは絶対にキュプラにすることをお奨めする。

最後に、1つ。スーツはビジネスマンのユニフォームのように思われがちではあるが、どうせ着るなら「だらしない」と思われるより「あの人はいつも身なりがきちんとしている」と思われた方うが良いに決まっている。また、普段仕事でスーツを着ない人も、デートやちょっとした食事の時、コンサートに出かけるときにスーツで出かけることをお奨めする。自分の人生がワンランクアップした感じを味わえることは間違いない。
私は競馬場へ行くときにいつもスーツでいくようにしている。そういう自分なりのドレスコードを楽しむくらいの余裕があると、普段の服装もおのずとレベルアップするので、そこは是非ともお奨めしたい。

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