
スマートフォンなどをマーカーにかざすことでコンテンツを閲覧できる
というところが似ている「ARマーカー」と「QRコード」について
2つの違いをご説明いたします。

ARアプリのダウンロードが必要
QRコードは、iPhoneやAndroid OSのスマートフォンのカメラ機能に、
デフォルトで読み取り機能が搭載されているため、
アプリインストールの手間が不要で、コンテンツをスムーズに閲覧できます。
現状では、多くのARはアプリタイプになっており、
一度「App Store」や「Google Play」へ誘導をして、
アプリをダウンロードするアクションが必要となっています。
最近では、WEBサイトにARを組み込むことが可能になった
「WebAR」などの出現により、
アプリダウンロードが不要のサービスも出てきています。
自由なデザイン性
QRコードは、モザイク状の四角いドットパターンで構成された
四角画像のコードのみのデザインとなっています。
ARでは、写真やイラストなど、平面画像なら
何でもARマーカーとして登録することができるので、
デザインの自由度が高くなります。
ポスターやパンフレットなど、すでに印刷をされた紙媒体を
ARマーカーにすることもできます。
また、平面画像以外にも顔や体、立体物に対応のものもあります。
コンテンツの拡張性
QRでは、QRコードにかざすと、
AにリンクしていたものをBに変更することはできません。
ARでは、ARマーカーはそのままで
出現するコンテンツを変えることができるので、
ARマーカーにかざすと、
AにリンクしていたものをBに変更することができます。
さまざまなコンテンツを表示
QRコードは、URLリンクでWebブラウザ開くのみになります。
ARでは、3Dオブジェクト、動画、画像、WEBサイト、スタンプカード、
電子ブックなどさまざまなコンテンツを表示することができます。
また、3Dオブジェクトや動画をARマーカーの上に出現させるなど
「マーカーと連動した表現」ができるので、
人やキャラクターがまるでその場で動いているようなARを
作成することもできます。
ARでは可能なこと
ARでは、GPS情報との連動ができます。
ARマーカーを指定した場所でかざさないと反応しないようにしたり、
エリアによって出現するARオブジェクトを変えられます。
また、時間情報との連動ができます。
指定した日時にARマーカーをかざすことで反応したり、
時間帯によって出現するARオブジェクトを変えることもできます。
さらに、ランダム表示やランダム再生をすることができるので、
ARマーカーをかざしたタイミングによって
出現するオブジェクトを変えることができます。
このような機能を活用して、
ユーザーが楽しみながら参加できるイベントや
ゲーム要素のある企画などの実現が可能になります。
ただし、その機能が実現できるARツールである必要があります。
COCOARには基本機能に含まれています。