2024.7.5

第34期スタート

コイズミデザインファクトリー

6月30日で33期を終え、7月1日より34期がスタートしました。

33期は今までで一番活発に動いた1年だったように思います。

コロナ後の後遺症はほとんど無くなりましたが、地元京都ではいっこうに数字が戻らず、中小の印刷会社などは相変わらず厳しい状況が続いています。KDFでは観光業のクライアントはほとんど無いので、インバウンドのメリットも感じられず、京都の数字をあきらめかけているのが実情です。

それに対し、京都以外の東京やその他の地方は順調に案件が増加し、34期に向けても期待が持てる状況です。33期はどちらかといううと地元優先の販促を行ってきましたが、34期は東京中心の販促活動を展開したいと思います。

事務所内の様子では、中堅スタッフが産休で約半分の期間休んでいますが、昨年の4月から新卒のスタッフが増えていますので何とかその穴も埋めることができました。ただ、全体の数字は伸び悩んでいました。要因としては先方の組織改編による契約の消滅や業績悪化による大型案件の凍結などかなりインパクトの強いものがつづきました。毎年減少する案件はあるのですが、今回は新規の増加分でそれを補いきれなかったという感じです。

garafactory.comの改修やオフィシャルホームページのフルリニューアルなどネット面ではかなりの進化がありました。オフィシャルのホームページでは1日平均100アクセスを超え、問い合わせもはっきりと増加しています。クライアントからはもちろんですが、売り込みのメールが激増しています。ただ、うちでは外注を一切しないのであまり有益なものではありませんが、それだけKDFを認識してもらえているのは間違いないので、悪い気はしません。とにかくうちのホームページはボリュームが多いので、特にSEO対策などをしなくても、それなりに検索にかかる確率が高くなっている気がします。ただ、ホームページはKDF自身のブランディングやオウンドメディアとしての幹でもあるので今後も充実させることを考えています。

garafactory.comパンフレットリニューアル

もう一つ大きく改修したgarafactory.comは、国内最大級のテキスタイルデザイン販売サイトとして確立できました。柄の数も2,000を超え、テキスタイルデザインだけでなく、Tシャツなどのプリントに利用できるグラフィックの販売も行っています。以前、留め柄にできるデザインばかりを販売しているgaralabo.comというサイトがあったのですが、今回garafactory.comと統合することでサイト自体の利便性アップや収録デザインの幅と数の増加を叶えました。また、購入方法の多様化や新シリーズの発売などテキスタイルデザインの販売サイトとして大きく充実することができました。6月からは「乙女の祇園祭」とのコラボレーションも実現し、祇園祭前後はさまざまな店頭で目にすることができるようになりました。

先期から始めたオリジナルトートバッグの販売サイトtote×toteは、柄数も50を超え、徐々に認知されるようになってきました。昨年の10月からは、なんと毎週新しい柄の商品を発売するという画期的な展開も始め、ますます充実した内容になってきました。このサイトの販促をインターン生の実習課題にしたり、他社のカタログ販売やPOP UP SHOPで取り扱っていただいたりと展開の幅も増えています。

tote×tote

garafactory.comで企業向けに販売する自分たちのテキスタイルデザインを一般向けにトートバッグで展開し、自分たちのノウハウで製品化し、販売する、ということを形として創りあげることができました。しかもその販売サイトや販促なども全て自社内で制作し、運営も行うという他社には決して真似のできない画期的な方法で販売モデルを構築できました。しかも、この形をクライアントへのアピールとして、本業の販促にも活用するという2重3重のメリットを実現しています。これによりオンラインショップの制作依頼や販促・SNS発信の依頼が大きく増加し、KDFの業務の中で大きな柱となってきました。KeyStoneやふくぷんなどのスイーツ店、山本仁商店のようなアパレル、shirotamaや美緑園などだけではなく、今後もますますその業務は拡大する勢いです。

その販促やSNS発信代行案件の増加により、ますます重要になったのがコンテンツ制作能力と写真や動画の精度です。とくにコンテンツ制作では対象となる業種が多岐に渡るため、情報収集能力や文章力も求められます。そこに写真撮影や動画制作ができる強みをプラスし、世の中のコンテンツ制作会社には真似のできない完成度を実現したいと思います。幸いAIの活用も現実化したことでリソース不足も解消していますが、やはりデザイナー個人の引き出しの多さが重要になってきますので、今後もますます情報収集に関して事務所としてのバックアップを充実させていきたいと想います。

34期は、ベースがほぼ完成した自社のオウンドメディアをますます充実させ、もう一度自社の強みを再確認し、そこを重点的に発信したいと思っています。女性デザイナー中心の強みやコンテンツ制作能力を強力に押し出し、他社との差別化を推し進めることで新しいクライアントを開拓していくつもりです。

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