2025.6.4
フランク・ロイド・ライト

私は学生時代インテリアデザインを専攻していたこともあって、今でも建築物や内装のデザインに興味がある。特にアールデコ風の物や20世紀半ばから後半のデザインが好きだ。
フランク・ロイド・ライトという名前を聞いたことがある方もおられると思うが、彼の建築やインテリアデザインは、私の興味を強烈に引きつける。様々な書籍や写真集がリリースされているが、意外なところではLEGOが彼の建築をかなりリアルに再現したセットを発売している。
その建築は以前Casaという雑誌でも特集されたりもしている。

今回はそんな彼の資料で自慢できる1冊を紹介したい。
講談社から発売されている「フランク・ロイド・ライト・ポートフォリオ」という隈研吾が監修した1冊だ。もともとは海外の書籍のようだが、この本が実によく出来ている。ページをめくる度に彼のラフスケッチや関連する貴重な資料が次々に掲載されているだけでなく、そのレプリカが随所にトレペのポケットの中に収録されているのだ。いつ頃購入したのか忘れてしまったが、おそらく20年以上前だったように思う。





彼の建築や実際の作品は、現在でも身近に触れることができる。犬山市の明治村に保存されている旧帝国ホテルのエントランスや箱根・富士屋ホテルのBARなど、ゆっくりとお茶や酒を楽しむことができる。特に富士屋ホテルのBARはオススメだ。(BARの横にあるトイレも彼に作品であったと思う)
特に建築に興味のない方でも、彼のデザインはそのシャープな平面構成や凹凸の巧みな構成が、きっと強烈に印象に残るだろう。ぜひ一度体験を。